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特攻の拓を語る

あらすじ、作品の魅力、登場するバイク

特攻の拓のあらすじ

主人公・拓はどんな場面でも気合いと無茶で突破していく不良漫画です。
拓は元々真面目でいじめられっ子という社会的に見ても下層に位置する地位にいたのですが、不良が大量にいる高校に転校することで自分とは正反対の位置にいる『外道の秀人』に出会い強い憧憬を抱きます。

憧れを現実にするために真面目一直線の人生から一気に外れて横浜の暴走族の一員になり仲間を大切にする気持ちと気合いと無茶でびっくりするような奇跡を起こし続け、やがては強いと言われている不良達にも認められるようになり、本人も成長していく成長物語となっています。
最初は勉強小僧であった拓はバイクテクニックも非常にボロボロだったのですが、爆音Coolストリートスペシャルに乗ったことで走りの楽しさを知りバイクテクも成長していきます。

特攻の拓の魅力について

特攻の拓の魅力はいくつかありますが、やはりいかにも真面目でいじめられている立場の人間がいきなり不良になって周りを見返して一目置かれる存在になるまでの痛快ストーリーが最大の魅力でしょう。
真面目人間でも気合いと根性と多少の運があれば道を切り開けることを示し、他人のために行動することで奇跡を起こし続けるその姿は、この漫画を読んでいる多くの方々の憧れとなりました。

また、本質は優しい真面目な人間であることは変わらないので不良に憧れていてもちょっとした拍子で本音が出てしまうのも面白く魅力的なシーンとなっています。

特攻の拓ではどんなバイクが登場するのか

特攻の拓は主人公の拓のバイクテクニックが上達していくシーンも重要視されているので、それに合わせてバイクもかなり目立っています。
主人公が乗っているバイクはかなり種類が多く『FZR250R』『ZEPHYR400』『GPZ2856F』『CBX1000』『SR400』と多岐にわたります。

他にもあまたの登場人物達が乗っているバイクとして『CB400FOUR』『KH400』『Z400FX-E4』など非常に種類が豊富なので、この漫画から様々なバイクを覚えたという人も多いでしょう。
ただし、この漫画の連載期間は1991年から1997年なのでそれまでに誕生していないバイクはさすがに漫画に登場していません。

昔の不良漫画が好きなら確実にはまる

このように様々な不良が登場し、その不良を象徴するアイテムとしてバイクが登場する漫画は昭和と平成の時代に大量に出現しています。
しかし、種類が多すぎるために埋没していったものもあればその中でも人気の作品は今でも愛される作品として残されているのです。
今回紹介した特攻の拓も1990年代を代表する不良漫画の一つであり、今でもバイブルにしている人がたくさんいます。